自由に生きる人生も夢じゃない!?
自分の好きなこと、やりたいことを実現するための方法とは!
今、日本でも世界でも注目されている「FIRE」について今回は紹介します!
目次
自由な人生を送るための”FIRE”
皆さん「FIRE」という言葉を聞いたことがありますか?
Fireといえば、”炎”を思い浮かべる人も多いかと思いますが、炎ではありません(笑)
ではFIREとは一体何なのか、今回は、近年アメリカの20~30代の若い世代でムーブメントになっている「FIRE(ファイア)」について紹介していきたいと思います!
FIREとは
FIREとは何を意味しているのでしょうか。FIREとは、Financial Independence / Retire Earlyの頭文字を取った言葉で、「経済的に自立し、早期退職する」ことを意味しています。
このFIREを目指す人が、アメリカのミレニアム世代(1981年~1996年の間に生まれた現在20~30代の層)を中心に増えてきているのです。
これまで、早期退職といえば、お金持ちにならなければ実現できないと考えられていましたが、このFIREは誰もが目指せる概念として注目を集めています。
「You Can Retire Early!」の著者Deacon Hayesさんは、早期退職して何もしないというわけではなく、自分の夢や願望を追い求める自由を手に入れることが目的であるとも述べています。
このFIREはどのようにして広まっていったのでしょうか。
FIREを夫婦で実践し、ムーブメントの火付け役となったアメリカのPete Adeney(ピート・アデニー)さんの有名なブログと言われています。(https://www.mrmoneymustache.com/)
今回はこの夫婦がどのようにFIREを実現したのか、一緒にFIREについて学んでいきましょう!
FIREを実現するために
FIREの肝『4%ルール』
FIREの火付け役となったアデニー夫婦は、各々で年収約750万円稼いでいましたが、毎日徹底した倹約生活を送り、収入のほとんどを投資に回していたそうです。
投資によって徐々に資産を増やし、30歳で約2,200万円の家を持ち、その他約6,700万円の金融資産を築くことができました。そして、30歳の時に夫婦揃って会社を退職し、FIREを実現しました。
FIREを可能にした方法は以下の通りです。
倹約生活を続けながら、築き上げた金融資産を年利4%で運用し続けると、
6,700万円×1.04₋6,700万円=268万円
この利回り分を年収として、約270万円で夫婦と子ども計3人の家計を回すには十分だと判断し、FIREを実現させました。
この方法が「4%ルール」と言われており、FIREを実現するための貯蓄目標として、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方です。運用元本の算出に利用することができます。
少しわかりにくいと思うので、一例を紹介します!
例)年間支出が250万円の場合
250万円×25=6,250万円の資産を築き、年利4%で運用すれば、
6,250万円×1.04₋6,250万円=250万円の年収を得ることができます。
このように4%ルールによって理論上、資産を維持したまま仕事をせず生活が送れるようになるのです!!
自分の人生を考える
FIREについてなんとなく理解できたでしょうか。
しかし、ルールを理解したからと言って簡単に実現できるわけではありません。
次からは、FIREの実現を目指す前に大事な考え方について紹介します!
FIREを実現したい目的を考える
FIREを実現するために、大切なポイントは
仕事をやめることが目的ではないということです。
まず、FIREのための第一歩として、なぜFIREを実現したいのか、明確な「理由」が必要となります。
早期退職を実現した後、これからの時間を自分のために使える状態になったとき、自分は何がしたいのかを明確にしておくことが大切です。
この目的意識がないと、FIREの実現は難しく、実現できてもただ時間を無駄にしてしまうかもしれません。
早期退職は、悠々自適に贅沢な生活を送れるようなイメージを持つ方が多いと思います。
しかし、FIREを実現する人は贅沢をするためではなく、自分の時間や自分の人生を自分で決めたいという強い思いを持っている人が多いのです。
人によっては、仕事を通して社会貢献することが幸せな人もいるかと思います。一方で、やりたいことがたくさんあり、仕事から解放されて自分のやりたいことをどんどん実現していきたいという人もいるでしょう。
幸せの基準、価値観は人それぞれ異なるものですので、自分にとって何が幸せなのかをよく考えてみて、FIREを一つの選択肢として視野に入れても良いかもしれません。
FIREの成功者
FIREの火付け役となったPete Adeneyさん以外にも、実体験をブログや書籍でシェアしている成功者は数多くいます。ポッドキャストの「FIRE Drill」や、欧州でもこの生き方への共感が広まり、「FIREhub.eu」といった欧州に特化した情報サイトも立ち上がっています。
今回はその中でも2人の成功者を紹介したいと思います!
グラント・サバティエ氏
サバティエ氏は、1984年生まれ、シカゴ大学卒業後、新聞社のリサーチャー等複数の仕事を経て、2010年にFIREを実現しました。
サバティエ氏はお金や仕事、リタイアに関する従来の考え方を改め、2.26ドルを5年で125万ドルに増やし、ゼロからミリオネアになった人と言われています。
「FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」という著書も出し、7ステップの戦略を紹介しています。
興味を持った方は、ぜひチェックしてみてください。
穂高唯希さん
日本人でもFIREの成功者は多くいらっしゃいます!
穂高さんは、14歳で為替、22歳で株式投資を始め、30歳でFIREを実現しました。
入社初日にアーリーリタイアを決意し、約7年半をかけ資産を築き、給与の約8割は投資に回していたそうです。
穂高さんも、「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門-30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資方-」という著書を出し、自身の経験を紹介しています。
また、「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」というブログもされているので、気になった方はのぞいてみてください。
まとめ
今回は新たな人生の選択肢として、FIREについて紹介しました。
筆者自身、会社に勤め上げることが当たり前だと思っていましたが、人生には人それぞれ様々な生き方があるということを今回知ることができました。
また人生の選択肢を広げるために、投資や資産運用の知識は知っていて損はないと改めて感じました!
FIREでは、リタイア後も倹約した生活を続ける必要はありますが、仕事のストレス等から解放され、自由に時間を使えるライフスタイルは、世界中の若者を魅了していると言われています。
ぜひ皆さんも自分の幸せや、人生について考えた際に、FIREも選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。