投資に興味を持ってくれたそこのあなた!
興味はあるけれど、損するのは怖いなーと思っているのではないでしょうか?
当然投資はリスクを孕むものです。ただし、そのリスクはちゃんと軽減できます。
その一つの方法として、少額から始めるという方法があるのです。
今回は投資の元手(軍資金)について色々とお伝えしていきますね。
目次
元手の額はどうやって決める?
まずは期間と目標額を定める!
元手の額を決める上でまずやるべきことは、目標額を決めること。
同時に、それを達成するための期間についても明確にしておきましょう。
具体例は以下のようなものがあります。
- 40年後必要になる老後資金のためにとりあえず2000万円欲しい!
- 10年後に世界一周旅行に行きたいからそのための資金100万円が欲しい!
人によって理由は様々だと思いますし、目的が複数あっても良いです!!
ではなぜ、この2つを明確にした方が良いのか。
それは自分なりの投資スタイルを決める上で、それぞれのリスクや利率を踏まえて投資計画を立てることで、目標を達成しやすくなるからです!
逆にこれを怠り、必要以上にリスクの大きいものに投資すると、失敗した時の損失が大きくなります。
より多くのお金を獲得できる可能性は上がる一方で、損をして目標を達成できない可能性も上がります。
リスクを考慮すると、(あくまで人によりけりですが) 目標計画をしっかりと立てる方が良いでしょう。
少なくとも私はリスクを極力排除したいので、計画を立てます。
そして、ここで1つ注意点があります。
目標額はできるだけ根拠を持って決めましょう!
例えば先ほどあげた老後資金を例に取ると、本当に2000万必要なのでしょうか?
逆に、自分が老後に送りたい生活は2000万円で足りるのでしょうか?
本題からずれてしまうので老後資金についてここでは詳しく書きませんが、こういった具合に本当に必要な額を把握することも重要です。
自分に合った投資を知ろう!
期間と目標額を決めたら、その次のステップとして、投資について大雑把な知識をつけましょう。
特に利率、税金などのコスト、各種投資のリスクについては把握をしておく必要があります。
具体的な話は後述するので、次のステップに移ります!
具体的なプランを立てよう!
実際の元手は、基本的に①今用意できる資金、②目標額の2つを比較して決めます!
まず①の今用意できる資金について。
これは、実際に今持っている額から当面の間生活する上で必要な額を引いたものです。
都内で1人暮らしをしている場合、余裕資金として1ヶ月25万円×2ヶ月=50万程度が目安になると思います。
これは人によって異なると思うので、それぞれにあった額を設定してください!
②の目標額は既に決めたと思うのでスキップします。
そして、これらを比較する上で考えるのは、どれくらいの期間で何倍に増やすかです。
何円増やすかではなく、何倍に増やすかです!
その値を計算したら、各金融資産の利率を踏まえて具体的に何にどれくらい使うかを決定します!
ちなみに、年利3%で運用すると
10年で1.34倍、20年で1.81倍、30年で2.43倍、40年で3.26倍
になります。
これを踏まえて、①が少ない人(学生など)は積立も考えましょう!
(積立によってどれくらいの額が最終的に手元に残るかはネットで簡単に計算できます!)
参考までに、下のような感じでも2000万は達成できます!
投資信託 | iDeCo | |
投資額 | 50万 | 毎月2万 |
利益 | 3% | 3% |
40年後 | 163万 | 1850万 |
そして、プランができたらそれを実行するだけです!
世界の情勢などは考慮する必要はありますが、基本的に早く始めた方が複利効果の影響をより大きく受けることができます。
少額でも始めたい!
そもそも少額投資ができるものは?
金融商品を購入するにはある程度まとまった額が必要だと思われがちです。
しかし、現在はさまざまなものを少額から始められるようになっています。
中でも少額で始められるのは
- 株式投資…数百〜数千円(ミニ株)
- 債券投資…1万(個人向け国債)
- 投資信託…100円(ネット証券)
- FX・仮想通貨…数百円
といったものです。(詳細は後述いたします)
安定性と利益率
まずは下の表をご覧ください。
(ただし、あくまで利益率は1年間で運用する際の目安でしかないです。)
期待利益率 | 安定性 | |||
株式投資 | 10% | △ | ||
債券投資 | 3% | ○ | ||
投資信託 | 5% | △ | ||
FX | 20% | × | ||
仮想通貨 | 不明 | × |
大雑把に各金融用品の想定利益率と安定性をまとめるとこのような感じになります。
ただし、少額投資ならではのメリット・デメリットも存在するので、それを踏まえて何を始めるかを判断しましょう!
ということで、次は少額投資のメリット・デメリットを見ていきます。
少額投資のメリット・デメリット
少額投資に共通して言えること
少額投資の最大のメリットは、何より「始めやすい」ことです。
逆にデメリットは、手数料などの費用が相対的に高くなってしまう点です。
仮に500円から始めるとなると、手数料が10円だとしても2%になり、利益をあげるのが難しくなってしまいます。
次に、それぞれの投資商品についてみていきます!
株式投資
一般的には10万円程度から始められる株式投資ですが、ミニ株を使えば数百〜数千円で始められます。
というのも、株式は本来単元株(100株or1000株)が決まっており、この単位でしか購入できないのですが、証券会社によってはミニ株(1株or10株)を販売しており、これを使うことで少ない資金から始めることができます。
このミニ株のメリットは、主に3つです。
- 単元株での運用を始める前の練習になる
- 少額なため、分散投資によるリスクの軽減が容易。
- N I S A枠をギリギリ使用することができる
逆にデメリットも主に3つあります。
- 売買のタイミングがリアルタイムではない(日にちがズレる)
- 株主優待は基本的に受けられない(例外あり)
- 株主総会に出席できない
債券投資
結論から言うと、少額での債券投資はオススメできません。
国債は手数料などがかからないというメリットがありますが、利率が低いため、儲けを出しづらいというデメリットがあります。
個人向け国債は1万円から購入でき、それ以外はもう少しお金が必要です。
他の金融商品と比べてリスクは低いのですが、とにかく利率が低いのが特徴です。
まとまった軍資金があると、債権でもある程度の利益を出すことができます。
利率が低くても安定している方が良いという人におすすめの投資です。
投資信託
投資信託は長期的な目線で投資する人におすすめの商品です。
投資信託はバランス型など安定性を重視した商品が多く、収益性にも期待できます。
長期的な視点で考えた時に安定性と収益性のバランスが良いのが投資信託の特徴です。
また、投資信託を始める場合は、ネット証券がおすすめです。コスト面や利便性が優れているためです。
証券窓口の場合、どんなに低くても1000円、通常は1万円からしか始められないのに対し、ネット証券では一括でも積立でも100円から可能です。
そして、少額から投資信託を始めるメリットは3つあります。
- プロに任せているため比較的安定!
- 少額でも複利効果の影響を安定して受けやすい
- 債券に関しても、投資信託からなら少額で望んだものに投資できる
一方デメリットは、短期間に多くの利益を獲得するのには向いていないことです。
FX・仮想通貨
FXや仮想通貨は、共にリターンもリスクも大きいのが特徴です。
世界経済では株価は長期的に見れば増加傾向ですが、FXは通貨間の相対的な価値であるためそのような傾向は見られず、外的影響も多いため長期投資には向いていません。
また、特に仮想通貨は短期的にも長期的にもどう変動するかが極めて予想しにくいです。
そのため、これらは余剰資金がある人向けのものだと考えましょう。
タイプ別!おすすめの資産運用!
時間もお金もある人
時間もお金もある人は、初めにさまざまものを試してみるのが良いと思います。
試していくなかで、自分の得意な分野・投資スタイルなどを見つけていきましょう。
とにかく時間がない人 or 面倒くさい人
このタイプの人は、投資信託か債権がおすすめです。
他より圧倒的に手間がかからない点オススメですが、定期的なチェックは行いましょう。
ある程度、投資について理解が深まってくれば無理のない範囲で投資金額を上げてみてもよいでしょう。
時間を有効に活用して稼ぎたい人 or 経済のこともより深く知りたい人
このタイプの人は、株式投資や投資信託がオススメです。
株式会社や投資信託は、様々な商品があり経済状況と連動するものも多いので、投資をしながら経済の勉強にもなります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した以外にも様々な投資方法があります。しかし、今回は初心者向けにオーソドックスな投資商品をご紹介させて頂きました。
自分の資金や目標額に応じて自分なりの投資スタイルを見つけて、目標を実現しましょう。