投資スタイルどんなものがある?

株式投資やFXなどを始めようと思ったそこのあなたは、どんな風に投資をするか具体的にイメージできていますか?
時間やお金がないから始められないと思っているそこのあなたは、投資をそんな理由でやめていいのですか?
投資には色々なスタイルがあります。
ガンガントレードすることも、のんびり投資することもできます。
ただし、それぞれの特徴を抑えていないと結局運任せになり、利益を安定して出すのは極めて難しいのが現実。
自分のスタイルを決めるためにも、しっかり利益を出すためにも、まずはこの記事を読むことから始めましょう!

投資スタイルはいろいろ!

大きく分けるのなら短期投資と長期投資!

まず投資スタイルを大雑把に分類すると、短期投資中長期投資に分けられます。
短期投資は数秒〜数週間程度で取引をしていきます。
一方中長期の投資は1ヶ月〜半永久的に商品を保有していきます。
それぞれのメリットデメリットはこんな感じです!

短期投資中長期投資
メリット短期間で利益が出る
資金効率が良い
大きな利益が見込める
コストが抑えられる
デメリットコストが大きい
ギャンブル性も高い
資金の流動性が落ちる
利益がすぐに出ない

そして、短期投資と中長期投資は注目する主なポイントが異なってきます。
次はそれを見ていきましょう。

 

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析

短期投資では、基本的にチャートを分析して取引する場面が多いです。
逆に長期になればなるほど財務情報や情勢など、チャート以外の様々な情報を分析していくことになります。
そして前者をテクニカル分析、後者をファンダメンタルズ分析と呼びます。
ただし、あくまで短期と長期の程度の問題であるため、中期であれば両方の分析が求められることになります。

ということで、次は短期投資、中長期投資それぞれについてさらに詳しく見ていきます。
株式投資が最もスタイルがバラけるため、ここからは株式投資をベースにします!

 

短期投資

スキャンピング

数秒単位でトレードを行います。
基本的には波が来ている時にその波に乗り、さらにすぐに売ることでリスクを減らすという投資法です。
画面に張り付くことになるため、かなりの気力と体力が必要になります。

 

デイトレード

数分〜数時間待つタイプのトレード方法です。
短いスパンで何度か売買をし、少しずつ稼いでいきます。
ただし、株の場合は市場がしまっている間は保有せず、1日の中で売り切ります
スキャンピングほどではないですが、ある程度瞬発力が必要になることに変わりはありません。

 

スイングトレード

スイングトレードでは、数日から数週間で取引をしていきます。
分析時間の確保はしやすく余裕も生まれやすいことと、短期とはいえ安定感が比較的高いことが特徴と言えるでしょう。
ただし、市場が閉まっている間も株を持つことになるので、その分変動リスクに晒されることにもなる点には注意が必要です。

 

短期投資で重要なこと

短期投資においては、とにかくチャートの勉強はしっかりしましょう。
運要素はどうしても介入してきますが、チャートに基づき確実な場面でしっかり利益を狙うスタンスの人と、ただ自分の勘に頼って投資する人では結果に大きな差が出てきます。
また、どんなに分析をしても損をする場面は発生するので、損切りラインを守ることを徹底しましょう。
加えて、手数料を抑えるための口座選びも慎重に。
初心者にデイトレードやスキャンピングはオススメできませんが、もし始める場合はネット証券などで手数料を抑えましょう!

 

中長期投資

グロース株投資

1つ目のスタイルは、企業の今後の成長力に期待し、その企業の銘柄に投資する方法です。
一見株価が割高に見えることも多いのが特徴ですが、成長すれば株価も上がるため、株価に企業が追いつく形になります。
この時、企業の競争力や独自性なども考慮する必要性があるため、業界全体の理解も必要になります。
また、万が一業績が悪化した場合は元々株価が割高なこともあり、被害が大きくなる可能性もあるので注意が必要です。

 

バリュー株投資

2つ目はバリュー株投資です。
この方法では、グロース株とは反対に割安と思われる銘柄を狙います。
世界一の投資家であるバフェット氏が使う手法であり、何かの拍子に割安になってしまった銘柄に対して、本来の株価に戻ることを予想して投資するというものです。
いつ戻るかが予想できず、その分機会損失も大きくなってしまうこことがありますが、分析がしっかりとなされていれば比較的ローリスクハイリターンが実現できる方法です。

 

リスクとリターンのバランス

これ以外にも銘柄を選ぶ際の視点はいくつかあります。

まずは個別株orインデックス投資という視点です。
インデックス投資の場合、日経平均株価に連動するものを買うことになるので、景気の流れさえ読めれば比較的安定するという特徴があります。
一方、個別株の方が不安定さという点でハイリスクですが、インデックスを凌駕する成長率を期待することもできるため大きなリターンを期待できます。

また、これと共通する部分はありますが、集中投資or分散投資という視点もあります。
先ほどと同じ理由で、分散投資であればリスクは軽減できますが大きなリターンは期待しにくいのが正直なところです。
一方、集中投資は自然とハイリスクハイリターンとなります。

 

中長期投資で重要なこと

中長期投資おいてはファンダメンタルズ分析が非常に重要になります。
また、配当をもらうこともできるためその点も考慮しても良いかもしれません。
また、損切りは短期投資同様に必要で、しっかりと損切りラインを定めておかないと結果的に痛い目を見ることになります。
最後に、リスクをとっても良いタイミングかの見極めもしっかりしましょう。
リターンの大きさに直結してきます。

 

自分に合ったスタイルを決めるには?

自分の環境

まずは、自分がその投資法を実行できる環境にあるのかを考えましょう。
機器面はもちろんですが、より考慮する必要があるのは時間です。
スマホ投資ができるようになったとはいえ、仕事で日中に何度も時間を確保するのが難しいのにデイトレードやスキャンピングに手をつけるのはあまりに危険と言えるでしょう。
ただし、夜に時間を確保できる方であればスイングトレードは可能です。

 

自分の性格

投資のスタイルは自分の性格にもよります。
ストレスに弱い方や、常日頃ストレスに晒されている方、感情に流されやすい方であればあるほど、冷静な判断が求められる短期投資には向いていません。
一方中長期の投資に向いていないのは強いていえば飽きっぽい人ですが、基本的に誰にとってもやりやすいというのが特徴です。

 

資産と年齢

おそらくこれが最も重要な要素となります。
上記のものである程度自分の投資法を定め、その上で自分が一定期間で毎年どれくらいの利益率を出す必要があるのかを考えます。
この利益率が高いほどリスクのある投資法が求められますが、逆に利益率が低くても良いのにリスクを大きくする必要はありません。
これを決して見誤らないようにし、必要であれば目標金額の見直しもしましょう!

 

まとめ

投資はさまざまな方法があり、厳密にいえば上で紹介したもの以外の方法もあります。
ただ、とにかく重要なのは、目標設定や勉強といった準備をした上で投資に臨み、何事も冷静に判断することです。
臨機応変に投資法を切り替えることも可能ですし、自分にあった方法を磨いていきましょう!

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ミラベスト 編集部
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