つみたてNISAは20代からはじめるのにおすすめの投資ではありますが、
銘柄が多く、何を基準に選べばいいかわからないという人も多いようです。
今回は、つみたてNISAのおすすめの銘柄とその特徴、選ぶ際のポイントをまとめてご紹介します!
目次
一度買ったら変えられないの!?つみたてNISAの銘柄選び
つみたてNISAの銘柄選びがとても重要だということを知っていますか?
つみたてNISAには銘柄の変更に一定の制限があり、自由に変更することはできません。
したがって、始める際の銘柄選びがとても重要になってくるのです。
銘柄選びのポイント
インデックスファンド
銘柄選びで重要なポイントの一つ目は、「インデックスファンド」を選ぶということです。
投資信託の運用方法には、インデックスファンドとアクティブファンドという二種類がありますよね。
アクティブファンドは短期的には、インデックスファンドよりも大きなリーターンを得られる可能性もあります。
しかし、アクティブファンドはインデックスファンドに比べてリスクも大きいですし、運用コストもかかります。
つみたてNISAは長期的な保有を前提としているので、インデックスファンドがふさわしいといえます。
分散投資
二つ目のポイントは、必ず「分散投資」をするということです!
その中でもおすすめなのが「全世界」に投資するということです。
一つの国だけに投資していると、その国が経済的にダメージを受けた時に大損してしまうかもしれません。
複数のファンドを選んでいても同じようなジャンルを選んでいてはあまり意味がありません。
ダメージを減らすためにも、国や地域を分散し、リスクも分散するようにしましょう!
純資産総額
三つ目のポイントは、「純資産総額」に注目することです。
投資信託の安定性をはかるには、純資産総額を参考にしましょう。
純資産総額は投資信託の規模を表しており、この金額が大きいほど安定していると言えます。
初心者であれば、100億円以上を目安に銘柄を選んでみてください。
信託報酬
最後に、「信託報酬」に注目しましょう。
つみたてNISAは経験の浅い初心者でも始めやすいですが、資産の運用をプロに任せるための信託報酬を払わなければなりません。
つみたてNISAは長期の運用を前提としているので、少しの差が少しずつ費用としてかさんでいきます。
コストをなるべく抑えられるように、銘柄を選ぶ際は信託報酬に着目してみてください。
20代の若者におすすめの銘柄
つみたてNISAの選び方のポイントを抑えたところで、おすすめの銘柄を5つご紹介します。
①eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
投資地域 | 日本を含む先進国、新興国 |
投資対象 | 株式 |
信託報酬 | 年率0.1144% |
名前の通り、全世界の株式に投資してくれる投資信託です。
全世界の株式に満遍なく投資しているので、数ある投資信託の中でも平均的なリターンを望めます。
また、信託報酬が0.1144%と低コストであることもこのファンドの特徴です。
②eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
投資地域 | 日本を含む先進国 |
投資対象 | 株式、公社債、不動産投資信託証券 |
信託報酬 | 年率0.154%以内 |
この投資信託は、国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内不動産・先進国不動産、の8種類の資産に均等に分配してることが特徴です。
特に、不動産(リート)を含んでいるというのは、他にはない大きな特徴と言えるでしょう。
投資商品を広げ、さらに分散投資をしたいという方におすすめです。
③SBI全世界株式インデックスファンド
投資地域 | 先進国、新興国 |
投資対象 | 株式 |
信託報酬 | 年率0.1102% |
このファンドの特徴は、50ヵ国以上にわたる先進国から新興国までの約6,000銘柄に投資しているということです。
eMAXIS Slim 全世界株式と同じジャンルのファンドと言えますが、
信託報酬、実質コスト共にSBI全世界株式インデックスファンドの方が少しだけ低い水準となっています。
分散投資のところでも述べたように、同じようなジャンルに複数投資するのはあまり意味がありません。
SBI全世界株式インデックスファンドかeMAXIS Slim 全世界株式か、どちらか一つで十分だといえるでしょう。
④ニッセイ外国株式インデックスファンド
投資地域 | 日本を除く先進国 |
投資対象 | 株式 |
信託報酬 | 年率0.1023% |
ニッセイ外国株式インデックスファンドの特徴は、日本以外の先進国、約60%をアメリカの株式に投資していているということです。
純資産総額は2500億円を超えており、安定したファンドであると言えるでしょう。
⑤eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
投資地域 | アメリカ |
投資対象 | 株式 |
信託報酬 | 年率0.0968%以内 |
米国の株式市場を代表するS&P500を基準とし、連動を目指すインデックスファンドです。
業界最低水準の運用コストを目指しており、世界を代表する米国企業へ投資しているため、とても人気の高いファンドになります。
まとめ
つみたてNISAは投資経験の浅い初心者でも気軽に始められます。
長期保有を前提としているので、特に20代の若いうちから始めることをおすすめします。
それぞれのファンドの特徴を理解した上で、自分に合う銘柄を見つけ、
長期的な資産形成を目指してみましょう!