ショッピングなどで貯まるポイント、皆さんは貯めていますか？使っていますか？
今の世の中には様々な種類のポイントがありますが、使い道が限定されているもの多く、中にはどう使うかに困ってしまうものもあるのではないでしょうか？
今回はポイントを有効活用するために、貯まったポイントを利用したポイント投資をご紹介します。
目次
ポイント投資って何？
ポイント投資は、貯まったポイントで株式や投資信託などの投資を行うことができるサービスです。
証券会社で口座開設して貯めたポイントを投資利用できます。一部サービスでは「証券口座開設なし」でできるものもあります。
投資する商品は限定されていることが多いですが、資金を減らすことなく気軽にできるのが非常に魅力的です。
ポイント運用とポイント投資の違い
先ほど言及した「証券口座開設なし」でできるポイントを使った投資を「ポイント運用」と言います。
ポイント運用とポイント投資の違いについて見ていきましょう。
これらは一見同じようにも聞こえますが、「ポイントを現金化するか」「ポイントをそのまま使うか」という点で異なります。
ポイント運用
こちらはポイントをそのまま運用会社に預けて運用してもらいます。
証券口座の開設は不要で手数料もかからないのが特徴です。
ポイント提供企業が「アクティブコース」「バランスコース」などのコースを用意し、実際の市場の値動きと似た動きをする指標に合わせてポイントが増減します。
そういった意味では、どちらかというと疑似的な投資に近いのがポイント運用です。
ポイント投資
こちらはポイントを現金化して、金融商品と交換します。
金融商品を実際に購入することになるので、証券口座の開設が必要になります。
こちらは実際の投資により近い動きができるのが特徴です！
ポイント投資こんな人におすすめ
ポイント投資をおすすめしたいのは次のような人です。
１，ポイントの有効期限が迫っている人
ポイント投資では、運用中はポイントの有効期限が延長され続けます。
失効してしまいそうなポイントを活用しつつポイントを増やす可能性もあるので、おすすめです。
また、使っているのはポイントなので、手元の資金（現金）を減らす心配をすることなく惜しみなく使ってみましょう！
２，投資の練習・体験をしてみたい人
投資の商品が限られているとはいえ、それでも本物の株式や投資信託に投資できることに変わりはありません。
投資では、どういうことを考える必要があるのか、世の中に合わせてどういう値動きをするのか、売買においてどんな手順を踏む必要があるのか、そういったものを実践的に学ぶことができます。
ポイントであれば気軽にチャレンジすることもできますし、投資に興味がある方にはオススメです。
投資ができるポイントサービス
世の中にある全てのポイントがポイント投資できるわけではありません。ポイントサービス会社によって、ポイント投資が提供されているところと、提供されていないところがあります。
それでは、実際に投資ができるポイントサービス（ポイント会社など）をご紹介します。
楽天ポイント
まず一つ目に紹介するのが楽天ポイントです。
楽天は、ポイント投資もポイント運用もできます。投資の知識を身に付けたいならポイント投資の方がオススメです。
ポイント投資では国内株式と投資信託を購入でき、投資信託はNISA口座に対応しています。
投資初心者の方は、何を言っているのか分からないかもしれませんが、投資知識が身につくとこれらのことが理解できるようになります。
初心者にオススメの投資商品ラインナップも用意されているため、始めやすい上に、取引金額に応じて楽天ポイントが付与されるので、楽天ポイントを普段から利用する方にはとっては魅力的なサービスです。
Tポイント
Tポイントを使って投資ができるのは『ネオモバ』(SBIネオモバイル証券)と『Tポイント投資』(SBI証券)です。
ネオモバは取引手数料が月額制で、毎月200円分のTポイントがもらえます。
少額投資のための仕組みも豊富なため、初心者でも安心して使用できます。
国内株式やFXなどを利用でき、どちらかというと短期トレード向きのサービスです。
一方Tポイント投資は、投資信託など多くの金融商品を取り揃えており、どちらかというと中長期の投資に向いています。手数料は取引回数に応じて掛かります。
dポイント
dポイントは、『日興フロッギー+docomo』と『THEO+docomo』を利用できます。
日興フロッギー+docomoは、投資を記事で学びながら気になったら株を購入するという形で勉強と実践を同時並行で行える、非常に優れたサービスです。
株式の銘柄数も多く3700銘柄の中から選ぶことができるのも魅力的。
100万円以下の買付手数料も無料な上にNISA口座にも対応しているので非常にお得なサービスになっています。
THEO+docomoはロボアドバイザーを利用したポイント運用型のサービスです！
２種類のコース・８種類のテーマから選ぶことができ、自動で運用を行ってくれるため、どちらかというと忙しい方や自信がない方にオススメできます。
その他ポイント投資ができるサービス
上であげたものは代表的なポイント投資サービスの例です。
その他にもLINEポイントや永久不滅ポイント（セゾングループ）、au WALLETポイント、Pontaポイントなどでポイント投資やポイント運用ができます。
この機会に自分自身がもっているポイントが果たして投資に使えるのか、使う価値があるかを確認してみましょう。
ポイント投資のメリット
なんといっても気軽！
使用するのはお金ではなくポイントなので、気軽に始められるのが魅力です。中には投資信託を100ポイントから購入することができるものもあります。
また、ポイント運用の場合はいつでも引き出しが可能なので、あらかじめ用意されたコースを選択するだけなので、自分の時間を割くことがほとんどありません。
積立もできる！
ポイント投資でも積立が可能です。そのため、将来の資産形成のため積立投資を試すのにうってつけです。
特に積立の場合は少額からでも可能で、つみたてNISA(利益分が非課税となる制度)の対象になっているものもあります。
失効前のポイントを有効活用できる！
ポイントは失効すれば元に戻らず、気づかないうちに失っている場合があります。
有効期限をポイント運用やポイント投資で伸ばすことができます。
ポイントを使っていたが使わなくなってしまった人や、すぐに使う予定のない人はポイント投資に回して寝かせておくのも一つの手です。
投資体験ができる！
特にポイント投資では、実践的に投資の世界を学ぶことができます。
百聞は一見にしかず。額が小さかったとしても、実践で価値のある経験を積むことができるでしょう。
なんとなく投資がどういったものなのかを理解するだけでも、この先の人生において価値があります。
また、本格的な投資を始めるための足掛かりにもできます。
配当や株主優待が受けられる！
ポイント投資の場合、配当や株主優待を受け取ることもできます。
定められた配当条件の株数を購入する必要がありますが、他の株主と同じように、割引サービスや商品を獲得できることが可能です。
ポイント投資のデメリット・注意点
色々とメリットの多いポイント投資ですが、いくつか注意点やデメリットもあります。
サービス利用を検討されている場合は、マイナス面もしっかりと理解しておきましょう。
ポイントが減る可能性もある
投資をする場合、基本的にリスクはつきものです。投資なので、価値が下がってしまうこともあります。
ポイント投資によって、ポイントは必ず増えるわけではなく、減る場合もあることを考慮して投資に臨みましょう。
経営破綻した場合、保証がない
通常、証券会社では顧客の資産は信託銀行に分別管理されます。
しかし、ポイント運用は資金を運用するわけではないので、証券会社が経営破綻した時にその保証があるとは限らないので注意が必要です。
手数料は割高になる
ポイント投資は通常の投資と同様に手数料がかかります。
投資は少額から始めると手数料が割高になる可能性があることは覚えておきましょう。
取扱商品が少ない
証券会社によって取扱商品が異なりますが、全体的に商品数が少ないです。
自由度に制限がかかるので、様々なものに投資したい場合は、実際に資金を貯めて本格的に始めることをオススメします。
まとめ
ポイント投資は、使えてなかったポイントを有効活用できるため魅力的なサービスです
いくつか注意点はありますが、実践的な経験を積む環境としても十分良いものだと思います。
投資を始めてみたい方は、まず今ある手持ちのポイントで、試してみてはいかがでしょうか。
