今回は、超初心者の方にもオススメしたい資産運用の本を紹介します!
「資産運用してみたいけど、どこで学べるの?」「知識を付けたいけど、何から手をつけていいかわからない!」といった方にオススメです。
もちろん、本一冊で資産運用について100%理解することは難しいので、今回の記事を参考にしながら、様々な本を手に取って、情報を比較検討しながら学んでいただければと思います。
では、今回ご紹介する本は、「はじめての資産運用」 著者:新屋真摘 出版:成美堂出版です。
目次
本の概要
まずは概要からご紹介します。
目次
本書の構成は以下のようになっています。
この本では、なぜ資産運用するべきなのかといったマインドから、投資の基本ルール・制度・金融商品の紹介、運用術、ケースを用いたおススメプランまで資産運用に関して幅広く説明しています。
本を読んだ感想として、資産運用の大まかな知識を、比較的わかりやすく網羅しているといった感じでした。
この本の特徴は、絵や図表が多く、各章の初めにはマンガでの説明もあるので、資産運用初心者にも非常に読みやすいのではと思います。
多くの資産運用の本は教科書のように専門用語が並び、初心者には読みにくいことが多いと思います。
ですが、この本では専門用語をわかりやすく説明してくれているので、資産運用の知識が全くない方でも気軽に読めるのではないでしょうか。
一方で、だいたいの知識はあるし、何で運用したいかもなんとなく決まっているといった方、一つ一つの詳しい知識を知りたい方にはあまり向かないかもしれません。
資産運用初心者の方、今後始めてみたいと興味を持っている方がまず読む本としては、おススメしたい一冊であることは間違いありません。
著者紹介
この本の著者は、新屋真摘さんです。
新屋真摘
生命保険会社で保険料率の改訂業務に携わった後、「正しいマネーセンスを身につけて、お金に振り回されない人生を送ってもらうためのお手伝いがしたい」という想いからファイナンシャルプランナーを目指す。
10年間勤務した独立系プライベート・ファイナンシャルプランナー会社では、資産運用、保険の見直し、住宅ローンなどの個人相談業務に注力。 プライベート・ファイナンシャルプランナーとして、お客さまとより近い距離での提案や実行支援ができるGAIAの考え方に共感し、入社。(引用:GAIA株式会社 HP:https://www.gaiainc.jp/profile/%E6%96%B0%E5%B1%8B-%E7%9C%9F%E6%91%98/)
この本以外にも、
・「一番トクする 住宅ローンがわかる本」(成美堂出版)
・「ママと子どもとお金の話」(サンクチュアリ出版)
・「やさしい保険の本」(オレンジページ)
・「シンプルにお金を貯める・増やす・使う。」(クロスメディア・パブリッシング)
など著書・監修多数ご経験された方です。
ここからはざっくりと各章の内容をライター自身の感想と共に紹介していきたいと思います。
プロローグ
プロローグでは、なぜ資産運用するべきなのか、そのために何を考えればいいのかについて説明しています。
自分のライフプランを考えよう!
何となく資産運用って大事そうとか、お金は多い分に越したことはないし資産運用も考えるかと思っている方は多いと思います。
そのような方にとってこのプロローグで、自分は何のために資産運用をするのか改めて考えられると良いのではと感じました。
また、自分の支出を見直したり、今後のライフプランを考えながら読んでいくと良いのではないでしょうか。
第1章 失敗しない!運用とお金の基本ルール
第1章では、まず覚えておくべき投資の基本ルールを紹介しています。
投資の基本ルールを学ぼう!
プロローグでなぜ資産運用が必要なのかを理解したうえで、第1章では投資とは、リスクとは何か、また初心者が失敗しないために押さえておくべきポイントを紹介しています。
まず投資を理解する上で基本となる知識がまとめられていますので、ぜひこの章はよく読んでいただきたいと思います。
また、投資の基本として長期・分散・積立の考え方をポイントとして押さえておきましょう。
第2章 忘れずに活用したい!資産運用で使えるお得な制度
第2章では、資産運用を始めるなら活用したいお得な制度を説明しています。
活用できる制度を学ぼう!
活用できる制度の紹介として大まかに以下について書かれています。
・口座の種類
・NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA、iDeCoの紹介
・確定拠出年金制度(401k)
・財形貯蓄制度の紹介
現在利用できる制度として、どのようなものがあるのか簡単な紹介だけなので、若干内容に物足りなさを感じた点もありました。
また、制度は随時更新されるもので、2024年には新NISAがスタートします。
こちらの本では紹介されていませんので、気になった方はこちらの記事で確認していただければと思います。
第3章 ベストな商品選び!自分に合った運用方法と商品を見つけよう!
第3章では、金融商品について紹介しています。
金融商品の種類を知ろう!
この章で紹介されている金融商品は以下になります。
・株式投資
・投資信託
・ETF
・債券
・外貨投資
・外貨建て保険
・FX
・不動産投資
・REIT(リート)
・金投資
金融商品について網羅的に紹介していて、「株式投資」と「投資信託」についてより詳しく書かれていました。
株式投資に関しては、良い面がピックアップされていますが、ハイリスク・ハイリターンであることは念頭に入れておく必要があると感じました。
初心者向けではない商品についても書かれているので、すべてを覚える必要はありませんが、知っていて損はない内容だと思います。
より詳しい内容は補完する必要がありますが、金融商品にどんなものがあるのかを知るステップとしては読みやすいと感じました。
以下の記事も参考にしてみてください。
第4章 押さえておきたい!賢い資産運用術
第4章では、運用術について説明しています。
運用術を学ぼう!
定期的な見直しの必要性や、IFA(Independent Financial Adviser)活用の紹介など、資産運用を続けるための秘訣について紹介しています。
資産運用を実際に始める前に、もう一度見返すと良いかと思います。
第5章 無理せずコツコツ増やす!ケースで学べるおススメの運用プラン
第5章では、年代、状況別のオススメ運用プランを紹介しています。
様々なライフステージに合わせた運用プランを考えよう!
この章で例として挙げられている参考ステージは以下になります。
・新社会人
・子育てファミリー
・夫婦二人
・シングル
・50代から
この記事を読んでくれている皆さんは「新社会人」の方が多いかと思います。
ここで紹介されていた「財形貯蓄制度」、「企業型DC」、「つみたてNISA」について解説している記事もありますので、ぜひ確認してみてください。
まとめ
今回の記事では、超初心者の方にもオススメできる、「はじめての資産運用」著者:新屋真摘を読んだ感想とともに、紹介しました。
この本は初めて資産運用する方、全く知識のない方でも読める本としておすすです!
資産運用を実際に始める前に基本となる知識を本などを活用して確認しましょう。
プロローグ
第一章 失敗しない!運用とお金の基本ルール
第二章 忘れずに活用したい!資産運用で使えるお得な制度
第三章 ベストな商品選び!自分に合った運用方法と商品を見つけよう!
第四章 押さえておきたい!賢い資産運用術
第五章 無理せずコツコツ増やす!ケースで学べるおススメの運用プラン