これから投資をはじめたい人、これから新たな投資にチャレンジしたい人へ、年代別タイプ別のおすすめ投資方法をご紹介します。
年代別に、慎重派、積極派、分析派、ずぼらの4つのタイプごとにおすすめの投資方法をご紹介します。ご自身の年代と性格・タイプに合わせて自分に合う投資方法を見つけてみてください。
目次
20代
20代の方には超長期保有という大きなメリットがあります。
「学生だから」「社会人になったばかりだから」と尻込みしてしまう人も多いかもしれませんが、少額からでも始められますし、お金への意識を高めるためにもはじめてみることをおすすめします。
20代✖️慎重派
20代で慎重派の方には、リスクの少ないものをお勧めします。
リスクが低いとリターンも少ない場合もありますが、20代から投資を長期保有できるので十分に収益を見込めます。
たくさんある金融商品の中でも債券はリスクが低いと言われています。国内債券、外国債券などへの投資から始めても良いでしょう。
また、慎重派の方にもおすすめの投資信託もあります。地域、商品を分散しているバランス型のファンドや、インデックスファンドと呼ばれるファンドがおすすめです。インデックスファンドは、株価指数と同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法で、損失のリスクが比較的低いと言われています。
20代✖️積極派
20代で積極派の人には、株式投資や、アクティブファンドへの投資信託をおすすめします。
株式投資は、国内株式と外国株式に大きく分類できます。国内株式に比べて外国株式の方がリスクは高いと言われていますが、その分大きなリターンを期待できます。
また、投資信託であれば、アクティブ型の国内株式型、不動産投資型、海外株式型などをおすすめします。
アクティブ型とは、株価指数の動きを上回るリターンを目標とする運用方法のことをいいます。アクティブファンドは商品の種類も豊富で、ベンチマーク以上のリターンが期待できます。リスクが多少あってもハイリターンを期待したい積極派の人におすすめです。
20代✖️分析派
20代の分析派の人には株式投資がおすすめです。
株式投資のスタイルにも個人差がありますが、チャートをみるのが好きで分析することが得意な人は株式投資をはじめてみると良いでしょう。株式は大きく国内株式と外国株式(主に米国株)に分かれます。
国内株式の方が情報収集しやすく、親しみやすい企業もたくさんあります。
米国株は国内株式に比べて配当も高く、1株から買えるというメリットがありますが、情報収集が難しいというデメリットもあります。
情報収集して分析したり、チャートをこまめに見て分析することが好きな方にはこれらの投資方法がお勧めです。
20代✖️ずぼら
ずぼらなタイプとは言い換えると、少しの損失ならば許容できたり、気長に待つことが得意な人のことを指していると思います。投資に関して、損失に過度に敏感にならないことや気長に考えられるというのはとても重要なことです。
こまめにチャートを見たり、情報収集して分析するのが苦手な人なずぼらなタイプの方におすすめするのは積み立て投資信託です。投資信託の中でも、積立投資信託ならば毎月決めた額を自動的に投資に回すことができます。
20代なので積み立てて長期的に保有することで将来的に大きな利益を見込めます。インデックスファンドならば比較的リスクも少なく、こまめに売買をする必要もありません。
30代
30代は、長期運用の期間を確保できる一方、家族構成の変化やライフイベントで支出が増える年代とも言えます。
30代✖️慎重派
30代は20代の時に比べてある程度まとまった資金があるという人も多いと思います。
リスクの低い債券に投資するのも良いですが、投資信託にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
投資信託は幅広い商品から選ぶことができます。国内株式のなかでもインデックス型と言われるファンドは比較的リスクが少ないので慎重派の方でも挑戦しやすいでしょう。
また、国内株式、外国株式、REITなど地域と対象商品を分散したバランス型というファンドもおすすめです。
30代✖️積極
30代で積極派の人には、株式投資や、アクティブ型のファンド、海外株式や不動産型への投資信託をおすすめします。
株式の中でも、米国株は国内株式に比べてリターンを期待できます。
また、投資信託であれば、アクティブ型の国内株式型、不動産投資型、海外株式型などをおすすめします。
ベンチマーク以上のリターンが期待できるアクティブ型のファンドはリスクが多少あってもハイリターンを期待したい積極派の人におすすめです。
海外株式や不動産型のファンドもリスクは高いほうですが、大きなリターンを期待することもできるので積極派の人にはおすすめです。
また、積極派の30代の方には不動産投資をおすすめです。不動産投資は短期売買の繰り返しではなく長期保有が一般的です。
30代は20代の時に比べて結婚、子育てのライフイベントを経験する人も多く、教育資金老後資金などを考える時期と言えます。長期的なライフプランを考えるという観点でも株式などに比べて計画的な資産運用ができると言えるでしょう。
30代✖️分析派
30代の分析派の人には株式投資がおすすめです。
情報収集をし、チャートを見て分析することが好きな人には株式投資がおすすめです。
国内株式の方が情報収集しやすく、親しみやすい企業もたくさんあります。
米国株は国内株式に比べて配当も高く、1株から買えるというメリットがありますが、情報収集が難しいというデメリットもあります。
また、アクティブ型や海外株式などの投資信託などもお勧めです。分析派の人の中にはリスクがあってもリターンを狙いたいという人も多いのではないでしょうか。
長期保有ではなく、短期、中期的に売買をすることで利益を出すというやり方は分析はの人に向いているでしょう。
30代✖️ずぼら
30代でずぼらな人には積立投資信託がおすすめです。
積立投資信託は、決まった額を毎月投資するので、こまめなチェックや売買が必要ありません。
少しの損失を許容できたり、気長に待つことができるずぼらタイプの方は、リスクの比較的少ないファンドに積立投資すると良いでしょう。
インデックス型の国内株式や、地域と対象商品を分散しているバランス型のファンドなどがおすすめです。
40代
40代は資産形成を始めるラストチャンスの年代です。
20、30代と比べて所得は増えている人が多いと思うのでこの機会に投資をはじめてみましょう。ゴールが近付いているため、収益性と安全性のバランスを考えて運用しましょう。積極的な運用か保守的な運用が良いかというのは、性格にもよりますが、これまでの貯金額や投資の運用成績などを踏まえて判断するようにしましょう。
40代✖️慎重
40代で慎重派の方には、
40代の方は、これまでの貯金額によってどのような投資をするか決める必要があります。
老後の資金は心配だけど失敗したくないという慎重派の方は、インデックス型の国内株式の投資信託などをおすすめします。リスクがないわけではありませんが、アクティブ型のファンドや海外株式などに比べると比較的リスクは少なく、債券よりもリターンが見込めるといえます。
老後のための資金が貯金をしているよりもを少しでも増えたらいいな、という方は債券への投資が良いでしょう。国内株式型の投資信託などよりもリスクはとても低いといえます。債券は、償還日には額面で返還される投資方法なので、比較的安定しているといえます。
40代✖️積極
40代で積極派の人は、30代同様に株式投資、アクティブ型の投資信託、不動産投資がおすすめです。
米国株などでリターンを期待した積極的な株式投資をしたり、投資信託の中でもハイリスクハイリターンと言われているようなファンドがおすすめです。また、40代からでも不動産投資を始めるには遅くありません。積極派の人は行動力や決断力がある人が多いと思いますので、リターンを求めるのであれば、毎月家賃収入のある不動産投資にチャレンジするのも良いでしょう。
40代✖️分析
40代で分析派の人
40代であれば不動産投資をする年代として遅いということはありません。まとまった資金がある人には不動産投資がおすすめです。分析派の人は、知識を集めることが苦でない人が多いと思います。不動産投資を始める際には、人気の高いエリアや、最新設備、家賃相場などの情報収集をする必要があります。収益を上げるための税制の仕組みなどの知識もあると良いです。このような情報を収集して分析することができる人は是非不動産投資を検討してみると良いでしょう。
40代✖️ずぼら
40代でずぼらな人には積立投資信託がおすすめです。まとまった資金がある人であれば不動産投資もおすすめできます。
気長に待つことができるずぼらタイプの方は、リスクの比較的少ないファンドに積立投資すると良いでしょう。
また、まとまった資金がある人は不動産投資をしてみてもいいかもしれません。始める前には知識がないといけないのである程度の情報収集が必要ですが、運用は不動産会社に任せることができます。すぐに結果を求めず、気長に物事を見れるタイプの方には不動産投資が向いているといえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
慎重派タイプだと思っていたけれど、投資を実際に始めてみたら実はハイリスクハイリターンで積極的に運用する方が向いているかもしれない、となるかもしれません。まずは、自分の性格に合いそうな投資から始め、実際に運用する中で、自分に最適な投資スタイルを見つけいくと良いでしょう。
この記事が投資方法に迷っている方の参考になれば幸いです。