つみたてNISAを始めようと思ったけれど、どれを選んだらいいかわからない…、でもちゃんと納得して選びたい、そう考える方も多いと思います。
そんな方に、私がおすすめする銘柄を紹介したいと思います!
口座に関しても最後に紹介するので、ぜひ見ていってください!
目次
つみたてNISAの銘柄を決める上で意識すること
インデックスorアクティブ
まず初めにインデックスファンドを選び、アクティブファンドは候補から外しましょう!
その理由は主に2点です。
第一に、アクティブファンドは運用コストが高くつきます。
投資期間が長いことが予想されるつみたてNISAとは非常に相性が悪いです。
第二に、リターンを比較してもインデックスファンドの方が有利です。
短期的にはアクティブファンドのリターンがインデックスファンドのそれを上回ることもありますし、トータルで見た時のリターンが上回る場合もあります。
ただし、それを引き当てるのは非常に低確率ですし、それを引き当てられなければリターンは減少することになります。
つみたてNISAでわざわざそのようなリスクを犯す必要はないですよね。
系統
系統といっても様々なものがありますが、まずはバランス型か株式型かでわかれます。
これらは自分のリスクに見合う形で配分を決めましょう。
他には、全世界に投資するものや、日本に投資するもの、米国に投資するものなど様々な種類がありますが、分散を心がけながら自分の投資したいものに投資していきます。
実績
系統を決める際に自然と見ることになりますが、どの系統が優秀な実績を残しやすいのかはチェックすると思います。
バランス型は総じてリターンは低い傾向がありますし、今は米国株のリターンが非常に高い傾向があります。
また、同じ系統の中でもどのファンドに投資するのが良いかを考える上で、そのファンドの運用実績のデータとともに、そのファンドの指数(TOPIXなど)を見てみましょう。
指数が安定しない場合運用結果も基本的に安定しないため、安定して成長する指数を対象としたファンドを選ぶようにしましょう。
つみたて期間
個人的に見落としがちだと考えている要素として、運用期間があります。
この理由として、運用期間の終盤に運用成績・基準価額が落ちてしまった場合、トータルで損失が出てしまう確率が高いからです。
今の運用結果だけに囚われず、将来的に見ても価値が高く・運用成績が良さそうなものに投資をしましょう!
運用コスト
最後の観点として、運用コストを見てみましょう。
つみたてNISAは比較的運用コストが低いものが多いですが、多少の差はあります。
0.1%程度の差ならそこまで気にする必要はありませんが、同じ系統であるのにもかかわらず、明らかに他より運用コストが高いものはすぐに候補から外して良いでしょう。
そして、運用コストを見る際に見落としがちなものがあります。
それは隠れコストと呼ばれるもので、信託報酬と同じように運用時にかかるものが存在するのです。
詳しくは割愛しますが、実質コスト=信託報酬+隠れコストであると覚えておきましょう!
つみたてNISAで頭に入れておく注意点
分散投資はマスト!
つみたてNISAでは、必ず分散投資をしましょう!
どれだけ伸びると思っても、将来的に損失がでてしまう可能性は十分にあります。
万が一そうなった時に、分散投資をしていればダメージを抑えることができますが、一括投資をしていた場合、積立額が大きいほど損失は大きくなります。
国や地域だけでも分散させましょう。
逆に、似たような系統に複数種類投資するのはほとんど意味がないので、同じ系統は1つで十分だということも覚えておきましょう!
銘柄変更が難しい
つみたてNISAの特徴の1つに、銘柄の変更が難しいというものがあります。
具体的には、今まで積み立てた分を他の銘柄に変更することができないのです。
また、仮に売却をしても税控除の枠は戻ってきません。ただし、新しい銘柄をつみたてていくことや、積立金額を変更することはできます!
そのため、積立プランを変更したい場合は、投資した分を売却せず、新たに積み立てる分で調整することをおすすめします!
その際、今まで積立していたものにも投資をしておくと、ドルコスト平均法によって最終的に利益が出る可能性も上がります!
ロールオーバーができない
一般NISAと違う点として注意しなければならないのが、つみたてNISAはロールオーバー(投資した分をそのまま新しいつみたてNISAの非課税枠で運用すること)ができないということです。
そのため、非課税期間が終わった後も運用したい場合は課税対象になってしまいます。
できる限り期間内に利益を確定できるように立ち回りましょう。
一時的な損はあまり関係ない!
つみたてNISAは非課税期間が20年もあります。
そのため、一時的な損はあまり気にする必要がありません。
最終的に利益が出れば良いため、むしろ売り時だけをしっかり意識して気長に積み立てましょう!
つみたてNISA おすすめ銘柄
つみたてNISAに関しておさらいをしたところで、おすすめ銘柄を紹介していきます!
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
これは私が最もオススメする銘柄の1つです!
信託報酬は同系統の中では最低水準、運用実績も申し分ない、分散投資もできるという非常に優れたファンドです。
世界経済は長期的に見れば少しずつでも確実に良くなっていくと考えられるため、長期的な目線に立っても真っ先に買いたいファンドですね。
ちなみに、全世界に投資をするものの中で優秀なものとして、SBI全世界株式もあります。
eMAXISが全世界の85%の株式を対象にしているのに対し、SBIは99%の株式を対象にしています。
運用成績や実質コストはSBIに分があるのですが、ベンチマークとの乖離の大きさが気掛かりなため、eMAXISの方が信頼できると考えています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
これも、私が最もオススメする銘柄の1つです!
これが対象としているインデックスは、S&P500と呼ばれる米国の優良企業500個の株価から算出された指数であり、その成長性の安定感には目を見張るものがあります!
それに伴って、コスト・運用実績も優秀で、様々なベンチャーが台頭する米国に期待する人ならば買わない手はないでしょう!
SBIバンガード・S&P500インデックス・ファンド
こちらは同じくS&P500を対象インデックスとしているファンドで、SBI証券でのみ購入できます!
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)との違いとして、こちらはS&P500に連動する海外ETFに投資をしています。
ただし、運用コストが低く、運用成績もeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をわずかに下回る程度であるため実質的な違いはほとんどなく、ベンチマークとの乖離率もeMAXISが少し優秀であるという程度であるため、正直どちらを選んでもほとんど変わりません。
こればかりは好きな方を選んでください!
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
こちらはeMAXIS Slimシリーズの中でも、国内債券などを盛り込むことで比較的リスクを抑えた商品になります!
どうしてもリターンは低めになりがちですが、同じ系統の中ではコストも最低水準で、リスクを取りたい方、リスクを調整したい方におすすめできます!
(個人的に気になっている銘柄)eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
この銘柄は個人的に気になっているものです。
基本的にリターンは先進国の方が良い傾向があるのですが、これから新興国が伸びていくことが予想される中、仕込みの意味も込めて先行投資をしておくのは悪い策ではないと思います。
新興国系は運用コストが高くなりがちですが、将来的なリターンが先進国を上回ることは想像に難くないと思っています。
つみたてNISA おすすめ口座
楽天証券
1つ目におすすめするのは、楽天証券です!
銘柄数や環境も問題ないのですが、なんといっても楽天証券の一番の魅力は積立投資で発生する楽天ポイント!
100円につき1ポイントが還元される上に、そのポイントは再度積立投資に回すことができるのです!
ハッピープログラムも合わせて利用することでコストを節約できます!
SBI証券
2つ目に紹介するのはSBI証券です!
銘柄数は申し分なく、運用時の還元率は楽天証券より優れています!
ただし、積立時のポイント還元は現在確認されていないため、総合的には楽天証券の方がおすすめできます!
まとめ
おすすめ銘柄についての記事でしたがいかがだったでしょうか?
人によって投資の配分は異なると思いますが、現時点ではこの銘柄の中から選んでいけばまず間違いはないでしょう!
将来に期待を膨らませつつ、つみたてNISAを始めてみましょう!